Sizzler

 11月15日。晴れ。いい天気。今日は友達が誕生日を理由に有給を取ったので付き合った。食事制限が中止された。昼から自転車で出かけて近所のレストランに行き、川に行き、シズラーに行き、帰った。帰ったあと筋トレして今。疲れた。写真をたくさん撮った。

朝 電気ついてない 覇気がない
昼 コーンスープ
昼 ハンバーグサンド
梨のアイスおいしかった
夜 シズラーでサラダバー
リブステーキとロブスター

 シズラーは初めて行ったけど良かった。Sizzlerって「非常に暑い日」って意味らしい。字面から予想できない意味を知るとうれしい気分になる。

 店はビュッフェ形式の高級めのファミレスだった。ロイヤルホストの少し下ぐらいの値段(たぶん)。サラダバーは楽しい。撮ってないけどライチもあった。ライチが好きなので大量に取ってきて夢中で食べてしまった。

 川に行った。荒川。コーヒーを河川敷で飲みたいということで。雲のない青空。それぞれ本を読む予定だったけどしゃべることになった。いろいろ話した。私は就職関連の話を聞いてもらいすっきりした。木を前にしてだらだらしゃべるのは喫茶店でしゃべるよりよかった。就活はもうどうにでもする。

いい天気
このあたりに椅子置いてしゃべった
座ってるとき見えてた風景
コーヒーに柳映ってる
夕焼けも良かった 首都高好き

ムネ

 11月14日。晴れ。寒くなった気がする。7時に起きる。ブロッコリーを解凍する適切な順番とかをつかんできて、低エネルギーで準備できるようになった。でもだから何なのかという気がする。

朝 柔らかくできたとはいえ
昼 ラーメンうまい
夜 悲しい見た目

 食事制限が3日続いてすごかった。胸肉を蒸すのがうまくなったとはいえ(ローズマリーとか入れた)、ずっとわさび醤油で食べてると、味に飽きてくる。調べたらめんどくさい加工が多いけど辛子とか明太子ぐらいならできそう。

 今日は筋トレしたのち喫茶店で読書していたけど、混んでいて集中が続かずすぐ出てきてしまった。家に帰ったのが15時ぐらいでちょうど(?)空腹がすごくて大変だった。空腹だなと思い続けながら時を費やすのムダだなと思うけど、そうやって減量を中止してきたなと思って、耐えた。

 ごはんを食べるか食べないかで時間が二分されている感じだった。でも日記書くとなんかあったみたいになるからいいな。

寿司

 11月13日。晴れ。6時に起きる。朝にチンタラ就活のあれこれをやり、だめそうだなと思ったけど朝なので落ち込みすぎず大丈夫だった。

朝 まだ続いてる
昼 坦々麺おいしい

 夜は回転寿司。5皿でご飯1杯分らしく、5皿に抑えたのでまあいいでしょう。炭水化物をまずは200g以下に抑えようとしててそれは成功したと思う(坦々麺は83.4g)。脂質はたぶん超えた。

 昨日は炭水化物を急に減らしすぎて、手とか震えるし寒気がするしでよくなかった。日記に書くことも思いつかなかったし。だから緩やかに減らしていきたい。とはいえ今や心にいる鬼軍曹が、私が「サステナブルって大事で‪⋯」なんて言い出したら怒るので、炭水化物をとる代わりに粛々と筋トレした。

 あとは近所の喫茶店で本を読んで過ごした。綿野恵太『みんな政治でバカになる』を読み出した。前の『「差別はいけない」とみんないうけれど。』が良かったため。はじめは鉤括弧と本の引用が多いことによって難しく感じて挫けそうだったけど、「大衆は他者とは向き合えないが、無関心でもいられない」という項目のあたりからどんどん面白い気がしてきた。できれば土日で読み終わりたい。

 11月12日。晴れ。

朝 鶏もも明らかにおいしい
昼 うまい
夜 米がほしい

 昼食べたジンラーメンというの美味しかった。韓国のラーメンらしい。マイルドといってもやや辛くて体があったまった。100円で安くて買ったんだけど前食べたチャパグリ?(パラサイトのやつ)よりも味が好きだった。

 炭水化物を減らしてると、手が震えてくるし集中できなくなるので、明日は増やしたい。

PFC

 11月11日。晴れ。朝は胸肉とゆで卵とブロッコリー。昼は冷凍坦々麺。夜は胸肉とゆで卵と味噌汁。急に。昨日まず久しぶりに何となく自撮りしてみたら、それまでの自己認識からしたらまるで自分の顔に似た被り物をしてるかのように見えた。その印象にグロさを感じたので、焦ってPFCバランスというのを踏まえて自分の食生活を省みると、とにかく私は炭水化物をとりすぎっぽい。胸肉を冷凍庫の奥にしまい込んでいたのを発見して引っ張り出した。

 鶏胸肉は蒸してわさび醤油で食べた。まあ思ったほどパサパサではなかった。でももう鶏胸肉はないし、この食生活を少なくとも明日はできない。

 なんかYouTubeのダイエットに適した食材についての動画を見たんだけど、刺身とかパンをやめろって言ってた。理屈はわかったけど、それはそれとして、私はいつかカッとなって海鮮丼やハンバーガーを食べてしまうだろう。そうしてチートデーが全てを呑み込むだろう。

 とか言ってられないので、鶏モモ肉も皮を剥がせば割といいらしいからそれで明日はやりたい。

 それと普通にPFCとか抜きにして動かなすぎる。iPhoneによると1日45歩とかで、時々いきなり歩き回るだけだ(そういえば走りもしなくなった)。そういう食事をしたのでそういう気づきが生まれて、筋トレをして、20分だけして、かなりがんばった気になった。ガワから入る人間。明日もやってほしい。

 今年は「持続可能性」という言葉を気に入って濫用しすぎた。

 髪切ってもらってきた。5年ぐらい通ってる美容室。途中から担当の人も定まり、私が「乾燥してモッサリしてきたんで切った方がいいかなって思って」と言ったらザッと触って「確かにやばいっすね」と言ってくれるような関係になった。

 大学生のころ美容室が苦手だったの、知らない人と会話すること自体に緊張してたんだと思う。大学生のころ、会話というのは芸人みたいな速度でその場に適切な言葉を言っていくものだと思ってた。だからその場を理解できない私には強いストレスがあった。黒歴史。もう今はどうでもいい。とはいえ就職はそろそろうまくいきたい。

小泉

 11月10日。晴れ。出かける気で起きる。朝はフルグラ(もうフルグラの季節終わってた)。昼ははなまるうどん(中サイズは多かった)。夜は米と味噌汁と納豆(小松菜と豆腐と生姜かなり良い)。

 喫茶店で4時間ぐらい過ごした。1杯目はクリスタル・マウンテン。2杯目はモカ・マタリ。4時間ずっと後ろが勧誘をしていたのでうるさかったけど、私は仕事をしていなくて、その人は仕事をしているのだから、途中からイヤホンをつけて軍歌を流し続けた。

 安保の本ようやく小泉政権のところまで来た。小泉政権が安保体制に関してそれまでの少しずつ押し引きしてきた歴史をぶちこわすようなことをしてるっぽくてすごい。個人的に私がニュースについて記憶があるのは2001年の9.11テロからなのでいっそう感慨深い。あのときは外国って一番アメリカが大事なんだと思っていた。今は中村哲さんのことが好きだけど。

 私が生まれた年代(私は92年生まれ)のことって「失われた10年」とか言われていて、当時は不況のことなんか理解できず、ぼんやり私は無くされた年代に生まれたんだなあと思って、子供の頃は厭世的だったし、なんかかっこいい気がしてた。

 でもその時期にいろいろなものが無くなっていたことで、私が物心ついた頃から今に至るまで、日本でも世界でも徳の低いことが起きてるんだな〜とか思ったりした。いや徳の低さといえば中世の方が、みたいな話は今よくて、自分本位に歴史を考えてみるってのを少しやっていきたい。

かに

 11月9日。雨のち曇り。低気圧の煽りを受けた。朝動けず。朝はコーンスープ。昼はラーメン。夜は外でマック。こう並べると早く死にそうな食事してる。塩ラーメンおいしかった。カニの気配はしたような気がする。エビ乗せてしまったけど。食べ終わった瞬間に喉がカラカラになったのが面白かった。

 朝動けなかっただけじゃなく昼もYouTubeとかだらだら見てる時間があった。芸人の「うちらお互いクズじゃないですか笑」っていうコミュニケーションを見てると今日はホッとした。実際の私にそういうのを求められたら嫌なんだけど。でも二人の関係の親密さを信じることは大事なんだろうなと思う。私には難しい。

 ボランティア行ってきた。よそ用の愛想笑いとかをやれる機会があるのありがたいと思う。

 今日から夜ごはん食べたあとは安保とかじゃなく柔らかめの本を読むことにする。

 追記:紙を再発掘したので描いた。スキャナとかあった方がいいんだろうな。

Hunnybee

 11月8日。晴れ。朝はなし。昼は海鮮丼。夜は米とピーマンの塩昆布和えと大根の味噌汁。ピーマンのこれ、家庭科の教科書に載ってそうで好き。あとカブばかり褒めているが大根もいい味出している。匂いは少ないけど汁全体に大根なりの存在感がある。

 昨日の夜、久しぶりに音楽をアルバム通して聴いた。急に元気をなくしてしまったのでどうしようか、というときにそうして良かったと思う。聴いたのは Unknown Mortal Orchestra の『II』という2013年のアルバム。

 たぶん数年前に Hunnybee という曲が気に入ってそこから知った人たち。Hunnybee はボーカルの娘である Hunnybee に対して世界について語りかける歌。3000万回再生されてるし一番有名なんじゃないか。 “Age of paranoia” などという歌詞が淡々と流される。

 『II』というアルバムもスゲー盛り上がる曲というのは無く、展開が少なくて単調でつまらないといえばつまらない。でもトゲついた心がのっぺり均されていく感じがして良いんです。あとPVがかわいい割に、歌詞を読んでみたら悲しいことを歌ってるってことが多い。その差がまた悲しみとの向き合い方を静かにしてくれる感じもする。

 「悲しみともっと戦え、実存と向き合え!」という意見もありうるけど、大してそういう能力のない私がそれに挑んでも面白くないんだよな。できることをやろうとかいう結論にだいたいなるから、つまんないなとまた嫌になる。

 今日は安保の本を読み、催告状が来た年金を払い、ちょっと散歩して終わり。安保の本、知らない言葉が多すぎていつの間にか目が止まってることが多い。独学大全を読み直して元気を出して再開。まあ良し。

カブ

 11月7日。晴れ。朝はなし。昼は外でカレー。夜は米とカブのスープと納豆。カブうまい。久しぶりに大きいスーパーに行って楽しかった。冷凍エビを買えてうれしい。味噌を忘れた。

 2021年は使ったことない野菜を使う流れがあったんだけど心がだいぶ保守的になってしまい、今日はカボチャだけ買ってきた。昔からカボチャを切るとき私なら指を絶対切るだろうっていう気持ちがあったけど、そんなはずないと思えたため。

 美味しんぼを久しぶりに見て里帰りした気分になる。里とかないんだけど里だった。懐かしい声と展開。「思い出のメニュー」(犯罪歴のあるドイツ料理人がソーセージをきっかけに山岡と会ってかつての恋人と寄りを戻す)と「海のマツタケご飯」(記憶を喪失した男がトコブシの炊き込みご飯で記憶を取り戻す)の回。

 美味しんぼにさんざん時間を溶かしてきたので、2話でやめることができた。美味しんぼ中毒者の会があったら少し面白そう。

赤坂見附

 きのう赤坂見附に行ってきた。前回の大森に引き続いて、降りたことないところで降りる。赤坂では東京03のライブを見るために降りたことがあるけど見附にはない。見附っていうのは江戸城の護衛のために悪いやつを見つける場所だったということらしい(ざっくり)。13時〜17時ごろに行った。

 以下行った順。

 弁慶堀。寛永年間(1624~44)に弁慶小左衛門という人が開削したから弁慶堀。地下鉄のCかDの出口から出たら最初にこの弁慶堀が見える。ミドリムシみたいな形の堀で、釣りをしてる人や小舟に乗っている人がいた。これがよかった。駅から出た瞬間にこの光景が見えると、別の場所に来た感じがしてうれしかった。

 次に大久保公哀悼碑。大久保利通は西郷隆盛と仲良しだったけど立場の違いでうまく行かなくなり、西郷が西南戦争で死んだあと恨まれて殺されたことで有名(ざっくり)。石碑は清水谷公園にあり、いろんな人がベンチでだべっていた。公園は植物が多くて、虫もそれに合わせてたくさんいた。なんかこのあたりの公園としては意外な感じだった。

でいご
でかかった

 石碑を見てたら優しそうな高齢男性に話しかけられ、この辺りで大久保が殺された話を教えてくれた。知ってるから来たのだが‪⋯とか思ったけど、怒らなければ、という気分にならず、知ってる感じは出しながらも、ヘラヘラ聞いた。

 気が済んだっぽく黙り込まれたところで立ち去ったんだけど、去る際に入れ違いで、綺麗なスーツを着た恰幅のよい政治家っぽい人とお付きの二人が、哀悼碑の方に向かっていった。大久保利通に思い入れがある人っていっぱいいるんだな。

 紀尾井坂。大久保利通がまさに殺された場所。けっこう急。いま検索したら紀尾井坂のプロフィールが出てきた。このプロフィールによると緩やからしい。

上り
下り

 赤坂離宮の周り。赤坂離宮の中には予約なしで行ってみたけど混んでたので断念。しかし周りは周りで、太くてでかい木と紅葉が綺麗だったので歩いてよかった。1周3.3km。護衛官が一定間隔で立っていて、でかい棒を持っているけど、挨拶してくれたりして丁寧だった。

 途中で、お上品な高齢女性に話しかけられ、「向こうに大声を出して怒鳴ってくる人がいるの」「私びっくりしちゃったからあなたも気をつけて」と教えてくれた。なんて親切なんだと感動してたら、その後見つけたのは天皇制反対を叫んでる男性だった。

 確かに怒鳴ってくる感じはあったけど、私の住む辺りだとこういう人はまあ見かけるなあと思った。何にせよあの女性は親切だったんだけど、区切れを感じもした。

正門

 旧大日本帝国陸軍第1師団司令部跡。第1師団は2・26事件を起こした中心人物たちがいたとこであり、レイテ島を戦った人たちがいたとこ。こう言うと仰々しいけど今は普通に公園だしそういう石碑もない。少し疲れたので休んだ。地面が平らでなくゴツゴツしていてうれしかった。公園で何言ってんだって感じだけど、整備されてないものに安心を感じる日だった。

 高橋是清翁記念公園。高橋是清はさっきの2・26事件で殺された人。さっきの公園から徒歩10分だし、大義を掲げたわりにやってることショボいなと思った。公園は緑が多くて虫も多いんだけど静かでよかった。この辺りの公園いい。

盛り土もしてあってかなり高いとこにいた

 途中で見かけたもの。人いなくて歩いてるの気分よかった。

半地下
坂が急に上がるの好き
広いのに使えない駐車場

 乃木神社。乃木希典が明治天皇が崩御したのに合わせて自刃した自宅の隣にある。乃木希典が自刃したことで幽霊坂だったのが乃木坂になったらしい。幽霊坂がよかった。結婚式をやってたようで、雅楽の越天楽今様が流れてきてお得だった。立ち止まって聴きながらもう疲れたなと思った。

若者が多かった

 でかい鳥。帰る。

 前回より長く居たので長くなってしまった。大森に比べて前から関心のあったところも多かったし。そのぶん自分の関心に即しすぎていてぶらつき感が足りなかった気もする。

『東京都の歴史散歩 中 山手』p.218より(山川出版社、2005年)

 終わり。