1月10日 猿

 1月10日。曇り? わからない。夜まで外出しなかった。朝はゆで卵2個、昼はキャベツを乗せすぎたラーメン、夜は米と味噌汁とグリーンホットチキン(2個)。最近なぜか近所でササミが売ってない。正月はササミが売れないとかあるのか。ムネ肉で行くしかない。

 たまたまテレビに猿が出てきて、私は猿といえば『野火』ってぐらい動物のことを知らないので、日本人ってほんとに猿を食べなかったのか気になってきて、検索してこの論文を読んだ。『日本列島にみる人とニホンザルの関係史』という題。おもしろかった。

 日本では縄文時代には猿を食べてた形跡が貝塚に残っているらしいけど、江戸時代までの出土獣骨の2%ぐらいらしい(タヌキは6%)。縄文時代以降は少なくなるらしい(でも貝塚がなくなる訳だし、骨が残らなくなるからだと思う)。

 近世にはマタギが猿を何十頭かまとめて捕獲していたらしいけど、それは胆や胎児や頭の黒焼きが薬として高価で売れるからだろうとこの論文には書いてあった。そのマタギが猿肉を食べてたかどうか分からないけど、ゴールデンカムイから勝手に想像すると食べてたんだろうな。

 他にも検索したら、近世には市場で塩漬けの猿肉が売っていたという話を見つけたりした( https://diamond.jp/articles/-/3243 )。そういえば、人魚の肉と称して猿肉が売っていた話は聞いたことがあった。

 結局そんぐらいで、生活の中で作られた猿肉の食べ方とかは分からなかった。猿を山神と崇めたりふざけたお面にしてみたり、捉え方にはけっこう地域差があるっぽい。

 そのあたりのことが面白い気がしたけど、話がでかくなる気がするので今日はこの辺でやめる。平日だし早く寝る。