11月20日 文フリ

 曇りのち雨。洗濯して出かける。文学フリマに初めて行った。第一展示場と第二展示場。寒かった。雨が降り出してからは厚めの服の上にさらに着てちょうどいいぐらいの冷え込みだった。

 1万円分ぐらいは購入した。ネット上に引用すること自体も法的措置を取る、という本もあったのでそれは見せられないし、ちょっと読んだ時点でナメるなよと怒りが湧いたやつも見せられないけど、それ以外は紹介したい。軽率に買ったに違いないものが多くて恥ずかしい気もするけどよし。初めてだから。

 これはネット上で見たからではなくて普通に面白そうだった。高野秀行『辺境メシ』が好きだった勢いで買った。ゲームの攻略本みたいな書き方でパラパラ見るだけで楽しかった。

 江永泉さんのnoteがすごくて読んでて、記事を書かれているので買ってみた。

 母についていろいろ思うことがあるので買ってみた。パラパラ見た感じでは自分と同じような人はいなかった。でもそんなの当たり前だな。

 前にストリップに行った記憶が強烈だったのと、フォローしてる人が書いてるのを見つけたから買った。ストリップに行ったとき演者の人と話す機会があったんだけど、どう話したらいいかわからなくて言葉に詰まった。この本で会話の攻略をしたいとかじゃないけど、何かが知れるといいなと思ったので買った。

 短歌について知りたいと思って大岡信の本を読んだりしてたけどそれでは話がでかくて、フォローしてる人が「ビリビリときた短歌」を具体的に紹介するらしいとわかり、買いたかった。この本のために文フリに来た。出された言葉についてこんなに説明できるんだというのが面白いし緊張する。言葉遣いに緊張するのって楽しいと思う。

 YouTubeで見たことある人だ〜と最初に思ったのは事実。でも短歌について知りたくて歌集を買ってみたくて、短歌ゾーンを進んで、その中で買える気がしたタイミングがここだった。

 本物だ〜と思った。ノンフィクションというテレビ番組に出てて、全部みたし、私が就活などがつらかった頃安易に「この人みたいになりて〜」と人に話したときに「絶対あなたにはなれないよ」と言われてショックを受けたこともあり気になる存在だった。ブログが好きなので買ってみた。

 Twitterで長らく文章が好きな人の本があってびっくりした。勢いで「丹波良徳さんの日記好きです」と言おうとしてニワをずっとタンバと読み間違えてたことが発覚して申し訳なかった。そもそも話しかけた人が合ってるかもわからないまま話しかけてて、自分に対して衝撃的だった。

 トルコ周辺のことを歴史に関心のある日本語話者の口から知りたいと思いつつ出会えてなかったのを、出会ったと思ったので、買った。

 僕の先輩が移住して書いたすごい本なんすよ、といった紹介で見せてもらった。英雄的なデザイナーの気分で地方創生に携わった後に色々考えてショックを受けた、という話が載っていて、気になったので買った。町おこしって怖いよなとぼんやり思いつつ、でもやりに行く人は立派なんだろうし、その人から官僚的じゃない話を聞ける機会って貴重だと思った。

 明治時代が好きなのと、パラっと見て安部公房の砂の女論が載っていたので買った。文学論って本をちゃんと読んでないと難しくてよくわからないのでいつも遠ざけてしまうんだけど、今日はなんか盛り上がって「本をちゃんと読んで理解しようとしろ!」と自分に対して思った。でもそういうのも大事。

 以上。楽しみだな。

コメントを残す