1月11日 戦争の話

 1月11日。雨。救急車の音が湿った感じになっていた。朝はゆで卵2個。昼は冷凍食品のパスタ。夜は米と中華スープと鶏ムネ炒め。やることはやった。

 あと本棚の本を全部出して整理した。本が常に本棚からはみ出てるんだけど、はみ出させるのを漫画にして、新書をねじこみきることに成功した。

 最近、いよいよ戦争のことを知らない世代しかいなくなる(だから戦争の語り方が変わってくるだろう)という話がある。

 それで思い出したのが、中学生のときに同じ教室に居た生徒が、人肉を食べたという親戚の話を授業中にしていたこと。当時そういう話題がうるさい教室でも注意を集めたし、私も今でも覚えている。

 私が子供の頃は、そういう感じで日常の中で怖い話・ヤバい話として広まっていった。嘘かもしれないけどほんとっぽい話。でもこれからの子供にはそのようなことは起きにくいだろうと思う。「語りたさ」とか「広めたさ」のあるような話がなくなると思うから。

 私は戦争はダメと思うし、なんでダメかもくどくど説明はできるけど、どうしても自分の経験ではないから、聞かされた側にとって「当事者からこの私が聞いた」っていう希少さが見いだせない。だから、ハイハイハイハイと思われるか、元々ダメだと思ってる人から頷かれるだけになる。

 そういう状況で、戦争はヤバいという印象を、できるだけでかい範囲で共有したかったら、どうしたらいいんだろう。漫画とかかなーと思ったけど、たとえば『昭和天皇物語』を読もうとする人は結構いろいろな条件を乗り越えてると思う。だからむずかしい。

 他人の考えを変えようとするなんて烏滸がましいとか言う人もいるけど、これに関しては、慎ましさより人の殺されなさの方が大事。なんか手立てが増やせるといい。

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