12月17日。雨のち曇り。胃腸がこのところ弱っている。言いたいことがないけど日記を書く内なる流れを失いそうなので書く。
『貧民の帝都』という本を読んでいる。近世・近代の貧民がどのように救済されてきたか(されてこなかったか)という話。著者はその近世・近代のことについて、怒り口調で、まるで現代のことであるかのように、許されないとか書いている。
それが何でなのかが気になってたけど、ひとつ思いついたのは、現在に残っている差別につながる話を詳細に書くにあたり、怒りに任せて紹介しているという体をとってるんだろうか。許してはならないということを強調するために。なんか一度そう思うとそうでしかないような気がしてくる。
中身としてはタイトル通り、東京の各地にあった救貧施設などについて紹介される。
本によると、江戸城が無血開城されたあとの1ヶ月半ぐらいは空き家になっていて、そこにいろんな人が忍び込んで、泊まってみたりしていたらしい。楽しそう。もし明日から皇居が空き地になるとしたら1泊してみたいけど、天皇の寝床は最強の人間が使うことになるのだろうから、松の間で雑魚寝するのが関の山だろうな。
冷え込んできた。さっきまで風が強かった。遮熱をかなりやったのに通り抜けてくる。明日は出かける。