12月8日。早めに起きて11時に御成門駅。急に昨夜22時ごろになって友人が西日本からやってきたので、昨日も会い今日も会うことになった。昨日は血眼だったので非常に心配したけど今日は血眼ではなかった。それでも一応ほんとに大丈夫なのか心配すると「こっちが来ようと思って来てんだから」って私のそういううるささを咎められたため、確かにそうだなと思った。
その友人の提案で東京タワーに行くことになった。平日午前中でしかも雨だからなのか、ほとんどお客がいなかった。着いていきなり見かけた修学旅行生っぽい6人ぐらいの高校生はきわめて険悪な雰囲気で座り込んでいた。展望台で見かけたお客も多めに見ても20人もいなかった。私にとってはありがたい状況だけど、観光地としては寂しい印象だった。
そういう中でもそこで仕事する人はいっぱいおり、エレベーターで一緒に上ってくれる人、説明をしてくれる人、お茶をくれる人、写真を撮る人、エレベーターで一緒に下りてくれる人が全部ちがった。正直大丈夫なのかと思った。まあ偶然のお客のいなさによって、仕組みの働きがむき出しになっていただけかもな。
トップデッキで景色を見る。曇りのほうが眺めてても疲れないから好き。色が少ない、まとわりつくものも少ない。友人はかつて激しく働いていたビルにどのように通い、何階で苦しみ、何駅で泣いたかというような話をしていた。
私はそういう話をする用意がなかった。無理に思い出して間違えるのもどうかと思い、無関係の街づくりゲームの話を切り出し、下の写真でいうと右下の五叉路はゲームでは絶対混むけど混んでないのはなぜ⋯とか、公園の配置が住宅街付近じゃないのは歴史的経緯なんだろうけど、偉人の住宅地付近がなぜ今住宅地ではないんだ⋯、とか気になることを話した。

自分の知ってることを適当に使って話し合うのは楽しい。そして私の知らない世界をもとにして同じぐらい適当に言い返されると嬉しいしありがたい。友人は土地を転がすとかについての知識があって、そこら辺をもとに話してくれた。
楽しかった。楽しかったとかわざわざ書くのもいやらしいとか心の中から聞こえてきてしまうんだけど、そういう声は自分からのものではないとしたい気分だし、別に「大放言」といった内容ではないと思うのでいいとする。おやすみ。