10月22日。翌日の面接に向けて準備をした。養生の流れが絶え、夜には塩昆布キャベツと茄子の唐揚げ?を食べた。そのあと友達におでん屋に誘われて嫌々おでんに行った。はんぺんが最後の1個だったのでここで運が使われたと思った。長方形のはんぺん。しかし店主が「膝掛けあるからね」などと言ってくれる優しい雰囲気の人で、心あたたまった。行ってよかった。


10月23日。面接。前回の反省を生かしたと思うけど、自分が無能だと思われてならなかった。こういう自己卑下の感じは就活の際に必ず出てくる。新卒で就活した時もそうだった。だから慣れたといえば慣れた。しかし出るものは出る。いつも使わない線の電車に乗って乗客の人たちを見てると、自分と違う点を探したくなってくる。
面接が終わった後、コインロッカーに入れた服とスニーカーを引っ張り出してトイレで着替える。最近のコインロッカーはPASMOで使えるし、PASMOを鍵として認識してくれるから鍵を失くすこともなくなるらしい。着替えたらスーツと比べたら気合の足りない格好になる。気合の足りない格好になれると落ち着く。でも立派な駅を通る人は皆スーツかスーツに準ずる格好をしているので、外から見ると浮いてるのではないかという気がする。気のせいですが。服装で移動するってこういうことなんだろうなと思う。
その後はまた移動して友達の新居にお邪魔する。色々しゃべる。映画で気にするところは私は風景だけどその人は服とからしい。服について気にしたことってほぼ無い。大学生になりたての頃、小説を読むときに例えば “フロックコート” とか出てくると何それといちいち検索してたけど、最近は検索しなくなったと思う。
ジョナサンでおいしくない鶏肉の料理を食べる。でも土着のファミレスの夜はすばらしいと思う。村上春樹のアフターダークが好きだから。少しだけ荷解きを手伝って帰宅。この頃には疲れ切っていたのに判断をまちがえて歩く。寒い。スーツとかヒールはそれなりに重い。風呂で寝て起きた。